連休最終日の5月5~6日。
丹沢の蛭ヶ岳に行ってきました。
蛭ヶ岳は丹沢山地の中央部にある山で、標高1,673m。
丹沢山塊最高峰!神奈川県で一番高い山!!
一カ月ほど前、「蛭ヶ岳に夜景を見に行くよ」とランクラブの方が話しているのを聞いて、私も参加させてもらうことに。
蛭ヶ岳は6~7年前に一度登ったことがありましたが、その時は日帰りで、登山初級者の私は日暮れまでにちゃんと戻ってこれるかで頭がいっぱい(無事下山!)。
「山頂からの夜景がきれい」というのは初耳でした。
蛭ヶ岳山頂からは関東平野の街並み、東京タワーにスカイツリーまで一望!
南アルプスや八ヶ岳なども見えるし、夕陽に包まれる富士山、丹沢山から上る朝陽もそれはそれは素晴らしい、と……!
ネットで情報を調べているとワクワクが高まります♪
が、体力的に最近はランニングもさぼりがち。
運動不足を自覚しながらも、一泊の行程ならなんとかなるかなと、五月晴れの登山をイメージしながら、楽しみに準備に取り掛かりました。
ところが数日前からお天気チェックをしていると、段々雲行きが怪しくなっていて……。
1日目はまあまあ晴れ、2日目はお昼頃から雨予報(泣)
それでも山のお天気サイトを見ると、登山指数はそれほど悪くなかったりして。
もともと電車とバスで行き、1日目は大倉→塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳、2日目は蛭ヶ岳→檜洞丸→西丹沢ビジターセンターのコースを予定していましたが、雨予報を考慮して、車で大倉まで行き、蛭ヶ岳まで往復するコースに変更しました。
これなら帰りの着替えも車に置いていけるし、何かと安心♪
そんなこんなで、登山ベテランのお二人とともに、久しぶりの蛭ヶ岳登山に出発しました!


5月5日、丹沢登山の玄関口「大倉」に5時半頃到着。
秦野戸川公園の駐車場は8時から営業とのことで、近所の民家の駐車場にとめることに。
1日500円。良心的だな、と思いました。
大倉でトイレを済ませ(登山届はネットから完了)、登山スタート!
まずは塔ノ岳を目指して大倉尾根を進みますが、ここは急な登り坂がバカみたいに?続くことから「バカ尾根」なんて呼ばれています。
全長約7㎞、標高差1200mの道のりは……やっぱり長くてきつい!
少し進んだところで、私は早くも無言になります。
写真を撮る余裕もなく……。
頭のなかでミセスの曲をリピートしてみたりして……。



ただただ上りますが、途中で振り返って見える景色は絶景!
こんなに上ったんだ!って思えるのも嬉しい。
黙々と登ること3時間半で塔ノ岳に到着!
目の前には富士山!パノラマの景色――!!
……のはずでしたが、この日も曇りがち。
富士山は(雲で)真っ白なキャンパスに心の目で描きました。




さらに塔ノ岳から丹沢山までは1時間ほど。
塔ノ岳までのような上りは続きませんが、登ったり、下ったり、木漏れ日の中を楽しく歩ける場所も。
気持ちいいっ!ここいいですねぇ!なんて言ったのもこの辺りの尾根道だったと思います。
下り坂は楽ちんだけど「せっかく上ったのに、この分また上るんだよね……」と思うと、心中穏やかではありません(笑)






丹沢山でお昼休憩を取り、いよいよ蛭ヶ岳へ。
さらにアップダウンを繰り返しながら、途中で「鬼ヶ岩ノ頭」という、ちょっとした鎖場も慎重に進みます。







13時頃、蛭ヶ岳山荘に到着!
え、早い!
まずは受付で「夕飯は17時半、20時消灯」など、山小屋ルールの説明を受けます。
水が貴重で、トイレはペットボトルにためた雨水で流すとのこと。
飲料水は500mlで500円でした(持参した水があったので、買いませんでしたが)。
さすがに時間を持て余してしまうのではと思いましたが、荷物の整理をしたり、コーヒーを飲んだり、お菓子を食べたり、気ままにおしゃべりしたり……。
山小屋でのんびりするのも、贅沢な時間。
でも、山小屋の中は結構寒くて、他の2人が持っていたダウンパンツが欲しくなりました。




曇っていて、夕焼けは見られず。
夜景はなんとか見えますようにと祈りながら……。
夕飯は蛭ヶ岳山荘の名物「ひるカレー」。
しっかりしたコクのあるカレー、おいしくいただきました!
味はもちろん山小屋という雰囲気で、もうおいしい♪

日が暮れてから、いよいよハイライトの夜景を見にいざ外へ。
眼下に広がる夜景は……?
はい。普通にきれいでした!
曇っていたせいか、あまりクリアではなく……汗
驚いたのは、他のお客さんが「ここの夜景が大好きで、去年は5回も泊まりに来ました」と話していたこと。
残念ながらそこまでの景色は楽しめませんでしたが、きっと魅了されてしまうほど美しい夜景が見られるのだと思います♪


翌日は5時半に朝食、6時頃出発。
朝からしっかり雨!
15分くらい歩いただけで靴の中までびしょびしょに。
滑らないように、ケガだけはしないようにと気を付けて進みます。



途中からは皆でそれぞれの推し活(K-POPだったり、ワンオクだったり、ミセスだったり)の話をしながら、5時間ほどで車をとめた大倉に到着。
「名水はだの富士見の湯」に寄って身体を温め、お昼を食べてまったり休憩しました。
今回は思っていた以上にあいにくのお天気でしたが、まずは無事に行って、帰ってこれたこと。
1日目の晴れ間に見えた稜線がきれいだったこと。
山は楽しいなぁ、と思えたこと。
丹沢の山小屋も雨の下山も経験できたし、収穫の多い二日間となりました。
でもやっぱり、今度は晴れた日に行きたい!(笑)