ハンモックはソファーの代わりになるか?<その1>

ハンモックはソファーの代わりになるか?<その1>

こんにちは。HiHi LABOmanamiです。

今年のGWは長い人だと9連休にもなるそう。
コロナも落ち着き各地でにぎわいを取り戻しているなか、皆さんはどんなお休みを過ごされているでしょうか?

私は家の中を片付けて物を捨てつつ、ジョギングで身体もスッキリしたいな、と……。
そして、先日ついに!わが家にやってきたHiHi LABOのハンモック&クッションでたっぷり癒されたいと思います♪



さて、今回はHiHi LABOがかねてより大切に? 温めていたお題。
「ハンモックはソファーの代わりになるのか⁉」をスタッフ皆で考えてみました!

「うちでは問題なく、ソファーの代わりになっている」
「実際、ちょっと難しいんじゃない……?」

いろいろな意見が出たのですが、そもそもソファーのことをよく知らなければ、代わりになるかどうかも語れない。

ということで、まずはソファーの生い立ちを探ってみることにしました。



個人的には、ソファーのルーツはヨーロッパかな? と想像していましたが、意外にも中東なのだそう。
広大な砂漠が広がる中東で、移動手段として欠かせないのがラクダ。

そのラクダに乗る際、お尻が痛くならないように敷いていた敷物が「セッティー(settee)」と呼ばれるもので、これがソファーの起源といわれています。
イスというより、クッションとか座布団に近かったのですね。

ちなみにソファーには「カウチ」「カナペ」「セッティー」「チェスターフィールド」(イギリスの家具会社の名前)といった様々な呼称があり、国や地域ごとに、サイズや形状によって使い分けられているそうです。

そういえば昔、「カウチポテト」って流行りましたね(笑)



そして、現在のソファーの原型となる肘掛、背もたれ付きの長椅子が登場したのは18世紀のフランス。

ソファーは当時の王侯貴族がゆったりと会話を楽しむためのものとして広まり、さらに彼らは自分たちの権威や威厳をアピールするため、ソファーのデザインや装飾を様々に進化させていったのです。


その後、クッションの材料や技術によって座り心地が改良され、ファブリックや革などの素材で機能性をもたせるなど、ソファーは時代を追うごとに発展していきました。

ただし、日本でソファーが使われるようになったのは近代、つまり明治維新(1868年)から太平洋戦争の終わり(1945年)頃のこと。
同じ家具でも、ベッドは奈良時代には日本に伝わっていたといいますから、ずいぶん差がありますよね。

これは、やはり室内では靴を脱ぐ日本の文化と、室内でも靴を脱がない西洋文化との違いがあったからでしょう。

西洋人にとって、ソファーは靴を履いたままでもくつろげる限られた場所。
日本人は靴を脱ぐので、床全体がくつろげる場所。

日本でソファーが普及しなかったのは、当然かもしれませんね。



戦後、日本でも洋風の生活スタイルが取り入れられるようになると、玄関のすぐ脇に「応接間」が設けられるようになりました。
お客さんを招く場所として、部屋の中央にはソファーがどんと鎮座しています。

豪華なシャンデリア風の照明に毛足の長いじゅうたん、中央の特等席にソファーセットが置かれ、木の枠にはめ込まれたテレビ、ビンの形が独特な洋酒が並ぶサイドボード、家具調ステレオ、よくわからないけれど高そうな置物や旅行のおみやげなど……。

「そういえば子どもの頃、建て替える前の家にはあったなぁ」
「田舎の親戚や両親の実家にはある!」

「応接間」という言葉に、昭和の懐かしい光景が思い浮かんだ方も多いのでは?


普段の生活は和室で、お客様を招くのは洋風の応接間。
でも、お客さんなんてそうそう来ないから、使っているのを見たことがない。
大体、子どもは出入り禁止。

ちょっと特別な空間で、今思えば不思議な部屋ですね。

西洋モダンへの憧れだったり、新しい時代の生活スタイルだったり……。
家中の「高そうなもの」をたくさん詰め込んだ応接間は、当時の人々にとってステイタスでもあったのかな、と想像します。


ちなみに応接間は明治30年代(18971906年)に都市部の家庭で作られるようになり、戦後に広く普及。
長い間、日本の住宅の典型として親しまれました。



ですが昨今、一般的な住宅から応接間は姿を消し、家族がくつろぐリビングにお客さんも招くようになっています。
生活スタイルの変化やスペースの問題があるのでしょう。

時代の流れとともにソファーも形状やデザインが多様化し、最近では日本人のライフスタイルに合わせたローソファーなども人気を集めています。



でも、よくよく考えてみたら……。

日本でのソファーは、応接間に置かれたあのソファーがはじまりだとすると、今、家族がくつろぐ場所であるリビングにソファーって必要なのでしょうか?

もちろん見た目も素敵だし、気軽に座れるし、テレビを見たり、家族で過ごしたり……。
だけど、見た目はともかく、座るなら座椅子とかクッションでもいいし、今はスマホやタブレット、パソコンが主流でテレビはないという家庭も増えています。

そう、ソファーってテレビとセットのイメージありますよね。
相性ばっちりですから!
でも、テレビはない。とすれば、家族が並んで座る必要もない……。

いろんなことを考えると、今のライフスタイルにソファーは本当に必要⁉という疑問が。

あってもいいけど、なくてもいい。
それなら、例えばそこにハンモックを置くことも選択肢の一つになるのでは……。

ハンモックだって、あってもいいけど、なくてもいいと思われるかもしれません。
だけど、ハンモックには底知れぬポテンシャルが秘められている(はず!)と、私たちHiHi LABOスタッフは信じているのです!


っていうか、そもそもハンモックってなんなの……?

というお話は、次回「ハンモックはソファーの代わりになるか?<その2>」に続きます!
「ソファーは必要だよ!」と思っているあなた、目からウロコが落ちるかも⁉

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